寒波がやってくる中、年始に途中で撤退した大崩山へ再挑戦しに行った。

今回は雪もそれなりに積もってたので久手牧場から登り上げた。

スタート時の牧場はさすがに藪が少し出てた。
本来なら気にならないレベルの藪だがトゲトゲで雪も根雪となってないので下りは慎重になった。

雪質はガリガリで降り積もった雪との結合が悪く、シールが効きづらかった。


牧場上部で休憩。この頃から雪が降って風が出てきた。


夫婦松まで尾根をひたすら登る。
吹きさらしの尾根は風が出て少し冷えたが林の中は無風だったので快適だった。


登り始めてほぼ２時間で夫婦松に到着。やはり天気は悪くなる一方だった。
ここからようやく雪の結合がよくなり快適に歩行できた。

林道はショートカットして尾根をずっと登る。雪質は上質なパウダーで藪も気にならないレベルになっていた。


大崩山の北西尾根を登り上げる。やっぱり藪は前回より埋まってた。それでも例年より雪が少ないと思う。


先月撤退したポイントより少し上がったところ。この藪はどうあがいても埋まらないのだとか。なので巻いて逃げた。


山頂まで後130メートル付近でようやく樹林帯から抜けた。風は相変わらず強いが着込んでるのでそこまで寒くは感じない。


疎林になったら見るからに快適そうな斜面を登るのでテンションが上がり１枚撮ってもらった。




１１時半頃、山頂到着。今回は快適にラッセル出来、ようやく厳冬期気分を味わえた。


山頂でほんの少しだけ滞在したらそそくさと下山。
風を遮る場所でシールを剥がして滑走準備に入った。

雪質は最高で斜面も快適だった。多少藪等があったが自分的には気にならないレベル。最後以外は。

トレースが消えてたのでGPSを確認しながら慎重に滑り、１４時、無事下山。牧場入口にはスノーモービルに乗っていた方が４人ほどいた。寒気が入って天気も悪いのに遊ぶ物好きはいるんだなぁ…自分も人のことは言えないか笑

道には朝より１０センチほどの新雪が追加されてた。

その後は高山の豆天狗というラーメン屋でお昼ごはんを食べて帰路に着いた。


帰ってから友人より頂いた写真を見ると、頂上では眉毛が凍っていた。それくらい寒かったのだろう。

それほど寒くは感じなかったが今日は寒く感じる。レイヤリングの重要性、人間の感覚とはいい加減だなということを実感させられた。